お知らせ

2016.09.01 東京メトロ青山一丁目駅での盲導犬使用者の転落事故に関する声明

平成28年8月31日

 

盲導犬使用者及び白杖使用者の駅利用に関する安全確保について

(東京メトロ青山一丁目駅での盲導犬使用者の転落事故に関する声明)

 

認定NPO法人 全国盲導犬施設連合会

公益財団法人 北海道盲導犬協会

 

平成28年8月15日17時45分ごろ、東京メトロ銀座線青山一丁目駅 渋谷方面行ホームから盲導犬使用者品田直人氏が転落し電車に撥ねられ亡くなるという大変痛ましい事故が起こりました。この事故に関しまして、ご本人はもとよりご家族に心より哀悼の意を表します。

今後、二度とこのような事故が起きないよう、現在の訓練指導の在り方と今後の取り組みについて申し上げます。

駅のホームは、柱、ベンチ、売店など多くの障害物や他の利用者があり、スムーズに歩けないだけでなく、知らず知らずに歩く方向が変わりやすい所です。特に地下鉄駅構内では車両の走行音、アナウンスなどの音が反響するため、自分の位置や歩行方向を誤って判断してしまう危険性が高くなります。

私たち盲導犬育成施設は、身体障害者補助犬法に定められた訓練基準及び日本盲人社会福祉施設協議会盲導犬委員会策定の盲導犬訓練基準・盲導犬歩行指導計画基準に則って、歩行の安全を最優先に歩行指導・フォローアップ訓練を行っています。

視覚障がい者にとって、移動(歩行)は最も重要で基本的なことです。盲導犬使用者のより安全な歩行、視覚障がい者の駅ホームからの転落防止、及び駅ホーム上を歩行する際の恐怖感の軽減を目指した更なる対策を講じることを目的として以下の内容に取り組んで参ります。

 

 

1.ホームドアの設置、点字ブロックの適切な敷設等、駅ホーム上の安全確保と安全点検を積極的に要請する。

 

2.駅ホーム上で、盲導犬使用者・白杖使用者の危険な歩行を見かけた時に正しい声掛けができるよう積極的に啓発する。

 

3.鉄道事業者及び社会に対し、視覚障がい者へ効果的に危険を知らせる方法について、講習会等を通じて積極的に啓発する。

 

4.駅ホーム上の犬の訓練・盲導犬貸与希望者への歩行指導が、いつでも必要に応じてできるよう関係機関に要請する。

 

公益財団法人 東日本盲導犬協会

代表理事 保坂和夫