協会ってこんなところ

協会ってこんなところ

現在の東日本盲導犬協会は、平成12年に完成した鉄筋コンクリートの2階建てです。この建物ができる前は、すべて木造だったそうですから、今からはちょっと想像がつきませんね。これから写真を見ながら、順を追って協会をご案内しましょう。順番は次の通りです。「協会の全景→慰霊碑(いれいひ)→玄関ホール→事務所→共同訓練部屋→2階多目的ホール→犬舎」

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協会の全景

協会の全景
協会の全景

これが東日本盲導犬協会の全景です。平成12年の完成ですが、まわりの自然が豊かで空気がきれいなせいか、建物は非常に美しく保たれています(もちろん、職員も毎日掃除しています)。協会の周辺には「生きがいの森」という広大な公園や鹿沼農業高校の演習林などがあり、夏休みにはカブトムシ・クワガタを採りに来る親子連れをよく見かけます。また、周辺の今市・日光・宇都宮・鹿沼は、蕎麦・餃子・焼肉など美味しい食べものにも事欠きません。目にも舌にも嬉しいものが揃っています!
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慰霊碑

亡くなった犬たちのために立てられた慰霊碑
亡くなった犬たちのために立てられた慰霊碑

慰霊碑とは、盲導犬協会を卒業した犬たちが眠るお墓です。盲導犬となって引退し、寿命をまっとうした犬もいれば、お母さん犬のお腹の中で亡くなり、なきがらのまま出産された仔犬も一緒に眠っています。亡くなった犬は火葬され、慰霊碑の地下に埋葬されて土に還ります。
慰霊碑の右手前に、すごく小さな慰霊碑が見えますね?これは、視覚障害者(目の不自由な方)に、慰霊碑の形をさわって理解してもらうために作成したものです。身の丈を超える大きさの物は、目の見えない方が触ってもイメージがつきにくいものです。盲導犬と一緒に歩くユーザーさんも頻繁に慰霊碑を訪れますから、このような配慮をしているのです。

小さな慰霊碑
小さな慰霊碑

毎年4月に、1年で最大のイベント「盲導犬ふれあいデー」が開催されます。ふれあいデー開催の30分ほど前、一般のお客さんが入場される前に、犬たちの霊を慰める「慰霊祭」がしめやかに行なわれています。盲導犬の育成事業に関わり、亡くなって行った犬たちにお花を手向けたいという方は、慰霊祭の折でもそれ以外でも、お気軽にいらして下さい。
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玄関ホール

玄関ホールとグッズショップ
玄関ホールとグッズショップ

ここからは協会内部に入ってゆきます。まずは協会の顔、吹き抜けの玄関ホールです。玄関ホールにはさまざまな盲導犬チャリティーグッズが並べられています。オリジナルTシャツ、犬の洋服やお手入れグッズ、訓練犬が大好きなミルキーボーンなどがディスプレイされています。見ているだけでも楽しくなるチャリティーグッズ、どなたでもご購入いただけますからぜひ1度いらして下さい。また、玄関ホールは仔犬の研修会(パピークラス)の際には受け付け場所にもなります。そんな時は玄関ホールが仔犬で一杯になりますから、それはそれはにぎやかです!
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事務所

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協会のPR猫、サガワ

玄関ホールのすぐ右手前にあるのが事務所です。全職員のデスクがあります。時には訓練士が訓練犬を事務所に連れてくることもあります。盲導犬ユーザーの中には、会社の事務所で働く人も多いですから、訓練士が事務仕事をしているあいだ、おとなしく待っていられるかどうかをテストするのです。また、事務所には協会で飼育している猫が2匹、自由に出入りしています。その猫たちに対して急に興奮したり、怖がったりしていては盲導犬には向きませんから、猫に対する反応を観察するのも、この事務所で行なわれることが多いのです。
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共同訓練部屋

共同訓練を行う部屋
共同訓練を行う部屋

これは、「共同訓練」を行う際に視覚障害者が犬と寝泊りする部屋で、協会にはこのような部屋が5つあります。共同訓練とは、視覚障害者が盲導犬候補犬と約2週間の共同生活をするもので、この間にお互いの息を合わせ、絆を深めてゆきます。また盲導犬と初めて生活する視覚障害者にとっては、盲導犬との歩行の方法、犬の手入れの仕方などをゼロから学ぶ機会となります。部屋にはベッド、机、冷蔵庫、テレビ、トイレなどが完備されており、自宅に帰って犬との生活をする際のシミュレーションが可能です。窓側のドアは犬の排便場(トイレ)に面しており、トイレのしつけ(トイレトレーニング)をするにも最適な環境となっています。さらに、床暖房もついているので、冬の冷え込みも気になりません。できれば職員が住みたいくらいです!
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2階多目的ホール

2階多目的ホール
2階多目的ホール

その名の通り、多目的ホールはいろいろな目的で使われます。上の写真は「盲導犬ふれあいデー」のひとコマ。子供たちが、目の見えにくい状態を体験できる「ロービジョン(弱視)体験」や点字体験に夢中で取り組んでいます。このほか、ホールは雨の日の候補犬訓練、夏休みの子供見学会、仔犬の委託式や研修会、入学式などに使われます。
※パピーウォーカーについての詳細はこちらをご覧ください
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犬舎

最後は犬舎のご案内です。犬舎の建物は平屋で、今までご紹介してきたホールや共同訓練部屋とは切り離された造りになっています。犬舎は上から見ると、ちょうど鳥が羽を広げたような形になっており、左右の羽の部分に犬の個室が並んでいます(写真下)。

犬たちの寝室
犬たちの寝室

この個室は寝室専用で、冬は床暖房、夏はクーラーをかけて快適に過ごします(1ヶ月の冷暖房費は平均5万円にもなります!)。日中は訓練のために外出しているか、そうでなければ「運動場」と呼ばれる屋根つきの相部屋で日向ぼっこをしている事が多いです。そして、人間と同じように、トイレもします。下の写真は訓練士が訓練犬にトイレトレーニングを行なっているところです。

犬達のトイレ練習場
犬達のトイレ練習場

「ワンツー」というかけ声をかけて、訓練犬がトイレをするように促します。これをワンツーコールと言いますが、仔犬時代から聞きなれたかけ声ですから、とまどう事はほとんどありません。犬舎には先輩の訓練犬が必ずいますので、先輩たちのする事を見ながら、学習することも多いようです。ちなみに、犬舎の定員は50頭くらいで、ふだんは25頭くらいの犬が生活しています。