みなさんこんにちは。
今日はあまり知られていない繁殖業務の紹介をしたいと思います。
繁殖業務では何をしているのか?順番に説明していきますね。
まず、繁殖犬と呼ばれるお父さん犬、お母さん犬たちがいます。
その犬達を預かってくれているのがブリーディングウォーカーと呼ばれる
ボランティアさんです。(以下BW)
お母さん犬のシーズンが来ますと、お母さん犬を預かっているBWの方から連絡が来ますので、
交配するかどうかを決定します。この時、必要な仔犬の頭数等を考え交配計画をするのです。
そして、交配すると決まったらお父さん犬とお母さん犬を協会まで連れてきてもらいます。
お母さん犬は毎日採血をし、ホルモン値の測定を行います。
この測定は協会ではできないので、宇都宮大学さんにご協力いただいています。
そして、スメアという細胞を採取、染色し毎日変化を見るのです。
ホルモン値とスメアの変化、そしてお母さん犬の行動の変化を見て交配に適している日を割りだし交配を行います。
これらの業務は協会の2階にありますこちらの部屋で行っています!
青いタオルが掛かっているのが顕微鏡です。その奥に遠心分離機があります。
そして、こちらが染色した細胞です!
…わかりますか?青っぽくなっています。
そして遠心分離機では採血した物をかけ、分離しそれを小さい容器に入れます。
これでホルモン値の測定をして頂いています。
このようなことを行って仔犬たちを確保しているのです。
交配にしても、出産にしてもボランティアさんのご協力なくしては成立しません。
本当にありがたい限りです。
このような過程を経て生まれてきたと思うと、仔犬たちがますますかわいく感じますね。
仔犬を見かけた時には、ぜひ皆さんも思いを馳せてみて下さい。
では、また。