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医療のお話し~繁殖犬の周産期を支える先生たち~

協会の近くには、主に訓練犬たちが体調を崩した時に診てくださる動物病院があります。

また、パピーを預けているPWさん(仔犬飼育ボランティア)、それに繁殖犬を預けているBWさん(繁殖犬飼育ボランティア)のご自宅の近くにもかかりつけの動物病院があります。

特に、メスの繁殖犬は仔犬を出産し、育てるという大きな役割があるため、かかりつけの病院のご支援と獣医師の先生方のご協力は必須となります。

待合で呼ばれるのを待ちます。

交配を行ったメスの繁殖犬は…それぞれのかかりつけの動物病院でエコーによる妊娠検査をしていただきます。

無事、受胎が確認できたら…出産前にレントゲン検査で頭数を確認し、交配から約63日目(協会では排卵から約65日目を指標にしています)に仔犬が誕生します!

協会の出産チームの職員たちがBWさんのお宅に出向き、出産のサポートをします。

安産であればよいのですが、お産は何があるかわからないもの…難産の場合などは、在胎が予想される仔犬たちすべてを安全に産ませるまで、昼夜問わず、先生方からアドバイスをいただきながらすすめていきます。

生まれた時の仔犬の体重は約400g~500gほどですが、1頭ずつPWさんに委託をする時期になると、その体重も生まれた時の×約5倍の2000g~2500gにもなります☆

仔犬たちは、生後約60日ごろにPWさんに委託をします。

委託の前になると、仔犬たちは全頭、かかりつけの動物病院に連れて行き、診察をしていただき、便検査、それに1本目の混合ワクチンを接種をしていただきます。

お胸やお腹の聴診、耳や口の中を調べていただいたり、触診で関節の状態を診ていただき、体調に問題なし!となったら最後に予防接種をしていただき終了となります。

毎日、元気であれば一番良いことですが、時に体調を崩すことだってあります。

特に、仔犬を産み育てる役割を担ってくれているお母さん犬にとって、動物病院の先生はなくてはならない存在です。

訓練犬も盲導犬も、かかりつけの動物病院の先生方のご協力があるからこそ、安心して訓練に励み、お仕事をすることができます。

動物病院の先生方、ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!

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