先日、台湾の台北市にある台湾盲導犬協会にてAGBN(Asian Guide Dog Breeding Network)の会議が行われ、当協会も参加してきました。
その会議では、台湾盲導犬協会の繁殖犬を市街地での評価や、各協会の繁殖に関する情報交換、協議が行われました。
繁殖犬の評価の様子です。
台湾盲導犬協会の犬ということがわかるように赤いコートを着せていました。
写真にあるように日本と違いスクーターの交通量が非常に多い国です。朝などは、片側3車線の道路がスクーターで埋め尽くされております。
新しい台湾盲導犬協会。まだ、引っ越し中ということで、施設内は準備中でした。
今回は、台湾の盲導犬事情について簡単にお話したいと思います。
台湾にも日本と同様に補助犬法があります。
日本との大きな違いは・・(英語の通訳を通しての情報ですので、言葉の正確さについてはご了承ください。)
・ 対象が補助犬だけでなく、補助犬育成団体の所有犬全てが対象になります。
パピーや繁殖犬も補助犬法の対象になり、公共施設の同伴が可能ということです。
今回の会議中も台湾盲導犬協会の職員が連れてきましたパピー、繁殖犬もいっしょにレストランや電車の利用ができました。
・ 補助犬育成団体の職員やその団体の犬を預かるボランティアに対しまして、公的な身分証明証が発行されております。
公的な身分証明証は、日本で言う運転免許証と同じレベルのもののようです。
身分証明証を持っている人と犬につきましては、公共施設の利用ができるようになっております。
・ 違反した場合は罰則があります。(同伴拒否の場合1万台湾ドル~)
以上3点が今回の訪問でわかったところです。
このように環境の違いはありますが、盲導犬以外のパピーや繁殖犬にも社会に適応できておりましたことが大変印象を受けました。