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点字ブロックあれこれ②

みなさん、こんにちは!

暖かくなったり、また寒さが戻ってきたりとなかなか過ごしにくい季節ですが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?

 

さて、今回の点字ブロックあれこれコーナーでは、「点字ブロックの使い方」について説明致します☆

視覚に障がいをお持ちの方が点字ブロックを使って歩かれるときに、その使い方には大きく分けて3つの使い方があります。

点字ブロックの写真

一つ目、足で踏みながら歩く。

二つ目、白杖を当てながら歩く。

三つ目、見ながら歩く。

 

・・・・見ながら?!とびっくりされた方もいるかもしれません。

 

一つ目と二つ目はなんとなくそんな使い方があるのはご想像がつくかと思います。

では、三つ目の「見ながら歩く」というのはどういうことか?考えてみましょう!

 

「視覚に障がいをお持ちの方」と聞くと、全く見えない方を想像される方が多いと思われます。

しかし、少し見える・見えにくい状態の方も多く存在されます。

全く見えない状態は全盲、少し見える・見えにくい状態は弱視またはロービジョンと言われます。

 

全国に障害者手帳をお持ちの視覚に障がいをお持ちの方は、約30万人~31万人いるという統計がありますが、そのうち、全盲の方はその約1割。それ以外の方は、見え方は違えど弱視の状態の方ということになります。

この統計から見てもいかに弱視の状態の方が多いかということがわかるかと思います。

 

ここで、点字ブロックの三つ目の使い方の「見ながら歩く」というのが、なんとなくお分かりになられたのではないでしょうか?

そうです、少し見える・見えにくい人は

道路上に黄色で目立つ点字ブロックを目で追いながら歩く、ということをされているのです。

(注意:弱視の方の見え方は人それぞれですので

一概にみなさんがそういった使い方をされているわけではないことをお知りおきください。)

 

先程ふと「道路上に黄色で目立つ点字ブロック」と書きましたが

点字ブロックは①踏んで分かりやすい②白杖で触って分かりやすい③目立って分かりやすい

この3点が非常に大事な要素なのですね。

例えばこのような点字ブロックもあります。

建物内の灰色の点字ブロック

色は灰色ですが、他の部分の床と明らかに違う色なので、目立っていますよね。

他がツルツルした床なので、凹凸は低いですが踏んでも白杖で触ってもその区別はつきやすいです。

これはある福祉会館の点字ブロックです。

車椅子使用者の方も多く利用される施設なので、凹凸が低く設計されているのですね。素晴らしい工夫だと思いませんか?!

 

少し難しい内容だったでしょうか?

 

次回からは敷設例を紹介しながら、点字ブロックの存在意義についても掘り下げてみていきましょう!

 

それでは、また!

 

 

 

 

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