こんにちは。今回は盲導犬たちの健康管理についてご紹介します。
当協会では盲導犬のガイドラインに基づき、いくつかのメディカルチェックを行っており、その一つが「眼底検査」です。
検査の対象は…オスで繁殖候補犬の場合はパピーの頃に受診をしますが、ほとんどの犬たちは、本格的に訓練が開始となってから、年に1回のペースで眼科専門医である獣医師の先生のチェックを受けます。
繁殖犬は繁殖犬としてのお仕事に問題ないかどうか。
また、訓練犬は盲導犬にするか否かの判断材料になります。
スリットランプを使用して角膜、水晶体など診たり、眼底も高倍率のレンズを使ってしっかりと検査をしていただきます。たまに遺伝的白内障などが発見されることもありますが、その場合でも継続的に検査をしつつ、盲導犬として実働できるかを医学的に判断していきます。
最後に、眼圧を測定していただき…
終了です。
盲導犬は、盲導犬として約8年の間、ユーザーさんを安全に誘導するパートナーとして。
また盲導犬繁殖犬たちも約6年間、未来の盲導犬たちを産み育てるため。
それぞれがそれぞれのお仕事をしっかり全うできるように。そして何よりも犬たち自身のQOL(クオリティオフライフ)の向上のためにこうした検査があり、そこに獣医師の先生方の無償のご支援とご協力があることを知っていただけたら嬉しく思います。
先生方には心より感謝と御礼を申し上げます。