みなさんこんにちは
先日宇都宮市総合福祉センターにて、
とちぎロービジョンネットワークによるフォーラムが行われました。
とちぎロービジョンネットワークとは、見えない・見えにくい方々がよりよいサポートが得られるように作られた組織です。
当協会もこのネットワークに参加し、協力をしています。
今回のフォーラムの講演内容で、「触地図について」の講話がありましたので、
その内容をご紹介します。
「触地図」というのは、視覚に障害をお持ちの方が、触覚を使って空間認識を行う地図のことです。
最近は、駅の構内を説明する案内板や、デパートなどのトイレの入口にも設置されている施設が増えてきました。
今回講話のあった触地図は、最近話題となっている3Dプリンターを使った触地図です。
国土交通省の国土地理院と新潟大学が共同開発しているもので、
国土地理院の標高データと地理データを入力すると、3次元の立体模型ができあがります。
山はどんな形をしているのかという地形なども、触って確認することができます。
富士山の触地図です
青ヶ島の触地図です。
東武宇都宮駅周辺の触地図です。
日本地図まで、3Dプリンターでできるようです!
これらのサンプルを実際に触って感じたことは、
今まで触って確認ができなかったものも確認ができたり、
盲学校の授業など、子供たちの教育にもとても有効なのではないかと感じました。
フォーラムの会場では、もちろん盲導犬との体験歩行や、白杖歩行などの紹介もしました。
これから暑くなりますが、みなさん体調管理には十分注意してくださいね。
それではまた。