午後は2階で盲導犬のお話と、デモンストレーションを行いました。
今回のデモンストレーションの大きなテーマを
「視覚障害者が外を歩くときの3つの方法を知り、自分にできることを考えてみよう☆」
ということで企画しました。
まず、盲導犬をつかう人(盲導犬ユーザー)について、いろいろな見えにくさがあることをスライドの写真を見て考えてもらいました。
盲導犬の話では、盲導犬の一生と、訓練の様子を話し、訓練ではこんなことをしているんだよ!と動いて、見てもらいました。
楽しく遊んでいるうちに~…あれっ!!座っちゃった!!こうやってSit(座れ)を教えていま~す。
訓練の様子を見てもらった後は、視覚に障害のある方達の3つの歩く方法についてデモンストレーションをしました。
コースには①左右の障害物 ②高さのある障害物 ③歩く幅が狭い障害物 ④段差 ⑤最後に座る椅子 を用意しました。
1つめ【白杖】
白杖体験コーナーもあったので、体験した方もいらしたのではないかと思いますが、白杖は高いところにある障害物が苦手です。
もし、ぶつかりそうだなと思ったら…「そのまま歩いていくと頭の位置にポールが出ていて危ないですよ。」と一声かけていただくだけでも
大きな危険を避けることができますので、ぜひ皆さまの暖かいご協力をお願いしますね。
2つめ【手引き】
手引きでは、誘導する人が安全確保をしながら歩きます。左の写真は狭いところを1列になって進む歩き方の紹介です。
安全確保をしっかりすれば、誰でもお手伝いできる方法です。
もし誘導をお願いされたときには、肩か肘の少し上をもってもらい、安全に案内していただけたらと思います。
3つめ【盲導犬】
盲導犬歩行は、人が犬に指示を出し、犬はその指示に従って安全確保をしながら歩きます。
「駅まで連れて行って。」と言えば、自動的に進んで行くわけではないということが、このデモンストレーションで知っていただけたかと思います。
最後、椅子まで来たら、盲導犬は人の膝の下か椅子の横で伏せて待機します。
この伏せて休んでいる状態でも、ハーネスをつけていれば”お仕事中”ということを忘れないでくださいね!
デモンストレーションの最後にもお伝えしましたが、白杖を使っている方、盲導犬と歩いている方で、もし困っているような様子や、危険な場面を見かけたときには、ぜひ迷わず「何かお困りですか?」と【声のお手伝い】をしていただきたいと思います。
また、危険な場合にはまず止めていただき、安全なところへの誘導をお願いいたします。
ウエルカムデーのレポートは、まだ続きます!