昨晩も小雪がちらつくなど、立春が過ぎてもまだまだ寒い日が続いていますが、それでも、訓練中、
サクラ並木に差し掛かりふと見上げてみると少しずつつぼみが大きくなっている姿に春の気配を感じています。
さて、協会では「ふれあいキャラバン」というイベントを開催していますが、皆さんご存知でしたか?
視覚障害者の方が歩行手段の一つとして盲導犬を選択し、生活の質の向上につなげていただけるよう、
盲導犬についての情報を発信したり、実際に盲導犬の貸与までの流れや方法などについて、説明するという内容が盛り込まれているイベントのことです。
群馬キャラバンでは、毎年、けやきウォーク前橋様にご協力いただき、視覚障害者向けと一般向けの2つの企画を同時に実施させていただいています。
今日は、先日のキャラバンの様子をレポートします!
当日は、5頭のパピーたちにも参加してもらいましたが、こうした活動にパピー期から参加させる理由の一つは社会化です。
それには、楽しかったと思えるような経験を積めるような良い学習の場と環境を提供することが重要になります。
そこで、まずは、会場の雰囲気に慣れさせるために、PWさんたちには、イベントの開始前のご来場者の少ない時間から連れて来てもらっています。
こちらは訓練犬と盲導犬たち。
”コンニチハ!サワッテサワッテ☆”
”ボクモサワッテクダサイ””ワタシハココニイマスヨ~ワカリマスカ?”
訓練犬、盲導犬たちに交じって、パピーたちも、ほら、このとおり、PWさんの協力もありみなすぐに落ち着つくことができました◎
チョコン
ペタリ
PWさんに身体の一部をくっつけながら次第にリラックスしてきましたね‼
すうーっ
ぐーすか
みなとてもいい感じです☆
2回のデモンストレーションでは、盲導犬候補犬の誕生から実際に盲導犬になるまでを「盲導犬の一生」という形でお話させていただきました。
訓練実演では、楽しそうな訓練犬の姿に思わず会場から笑顔がこぼれる場面も!
盲導犬ユーザーさんへのインタビューでは、盲導犬を持つ前と持った後で気持ちや生活が一変したことなど
素敵なエピソードを交えてご紹介いただきました。
当日会場では、盲導犬について勉強しているという小学生たちが熱心にメモをとる姿があったり、
PWさんのご興味を持たれた方から、委託までの流れについてご質問を受けたりと、今回も大変充実したイベントとなりました。
このイベントを楽しみにしてくださっている方が年々多くなっているのも、イベントの開催はもとより、
日頃より盲導犬育成事業にご尽力いただいております「けやきウォーク前橋様」のおかげです。
この場をお借りし、深く御礼申し上げます。
また、ご来場いただきました皆様、PWさんをはじめ、お手伝いいただきましたボランティアの皆さんに感謝いたします。
ありがとうございました!
盲導犬キャラバンは、3月に茨城県、4月に千葉県でも開催いたします。
お楽しみに☆