12月もいよいよ後半になりましたね。
先日、今年最後の盲導犬ふれあいイベントを、佐野プレミアム・アウトレットにて開催しました。
当日は抜けるような青空でしたが、非常に寒い一日でした。
そのような中、会場には地元栃木県のみならず、東京都、埼玉県をはじめ、非常に多くの皆さまにお越しいただくことができましたので、
その様子をレポートいたします!
犬たちも、ご来場のみなさんをお迎えする準備が整いました。
”コンニチハ、ハヤクサワッテクダサイナ”
”ワタシモジュンビバンタンデスヨ”
さあ、いよいよイベントが始まりました。
さっそく、1頭のパピーの背後から、子どもさんの小さな手がす~っと伸びてきましたよ。
”ダレカナデテクレナイカナ…?” ”ワァーッ、ウシロニイマシタカ。コンニチハ!ナデナデシテクダサイナ”
パピーたちは、あっという間にご家族連れでお越しの方々に囲まれていました。
今回も、盲導犬について広く知っていただくため、デモンストレーションを行いました。
デモンストレーションでは、視覚障害について、盲導犬の一生についてのコーナーではインタビュー形式で
PWさんのパピーとの楽しい日常のエピソードをたっぷり披露していただきました。
”みなさんもぜひ私たちと一緒にPWやってみませんか!”
公開訓練のデモでは、訓練の方法や盲導犬のお仕事について、実際に訓練犬と一緒に動きながらお話をさせていただきました。
基本訓練では、5つの指示語を使います。が、その前に…実は大切なことがあります。
それは、まずは大好きなおもちゃで遊びます。そして徐々に集中してきたらそこに”GOOD”という言葉を織り交ぜていきます。
そして、指示語を使い、できたらその行動とGOODという言葉とをかぶせていきます。
”ヘイヘイヘイ!タノシーゼ、ヤッホイ!
訓練犬と周りの方々の距離をご覧ください。
人との距離がこんなに近くであっても、集中してくるとハンドラーである訓練士のことしか見えなくなるんです。
”ジーッ。ソノオモチャハヤクイタダケマセンカ?”
指示語ができたら、ほめる。
こうしたことを繰り返すことで、彼らは指示語の意味を覚え、次第に人が求めることが何なのかを自分で考え出すようになります。
次は誘導訓練についてです。この訓練はまさに盲導犬のお仕事そのもの。
”ボクニマカセテネ!”
登り階段では1段目に前足をかけて停止し、段差があることをハンドラーに知らせます。
”ダンサデスネ!””エッヘン。イッパイホメテモラエテウレシイナァ”
逆に下り階段では、その直前で停止します。
ユーザーが段差を確認し、次の指示があるまで彼らはテコでも動かない。
それが安全を確保することにつながるからです。
”テコデモウゴキマセンヨ”
デモンストレーションの途中、寒気の影響で一時急激な気温の低下と風に見舞われましたが、皆さん最後まで熱心にお話を聞いてくださいました。
”マドロンデイタラネムクナリマシタ”
盲導犬は、BW,PWをはじめ多くの方々のご支援で育ちます。
彼らは、皆さんが注いでくださった愛情を、次はお返しに盲導犬となったとき盲導犬使用者のために安全な歩行のサポートをしてくれるのです。
当協会では、PW(子犬飼育ボランティア)を大募集しています!
ご興味のある方は、ぜひ協会にご連絡ください。
”コンニチハ。ハジメマシテ!”
協会の啓発活動もこの佐野プレミアム・アウトレットが今年最後となりました。
この一年、イベント開催にご尽力いただきました店舗様、ふれあいで参加してくださいましたPWさんはじめ、ボランティアの皆さん、
そして、イベントにお越しいただきましたすべての皆様にこの場をお借りし、心より御礼申し上げます。
佐野プレミアム・アウトレットでは、来年4月14日(土)にもイベントを開催いたします。
先日お越しいただけなかった方、ぜひ佐野プレミアム・アウトレット@遊歩道に遊びにいらしてください!