先日、「盲導犬ふれあいイベント at 益子春の陶器市」のうち、初日の5/3のイベントの模様をレポート
いたしましたが、今回はその続編として5/4の様子をお伝えいたします。
益子の街は今日も快晴!
日差しが強くなる前に、早速、今日参加された犬たちのうち、2頭の兄弟パピーたちが練り歩きに出発しました!
これまで、数回、屋内の啓発に参加した経験をもつ女の子…
おっ、まるで益子の街を眺めているような表情に、ちょっぴり余裕が感じられますね(笑)
近づいて来られた方にも上手に挨拶ができました◎
もう一頭の男の子は、こうした啓発活動に参加するのは今回がはじめてになります。
果たしてどうかな?
早速、パピーの耳元に小さなお子さんの手がすーっと伸びてきましたが…
上出来上出来!ふれあいも上手にできましたね◎
写真の中のお子さんの笑顔の表情からは「おおきいワンワンなでなでできたよ」という声が
今にも聞こえてきそうです♪
さて、益子陶器市の名物となりつつある「練り歩き」ですが、パピーたちを中心として、こうして犬たちが
益子の街を練り歩くことにはいくつか意味があります。
ふれあっていただくことで、盲導犬についてよりご理解を深めていただくこと、
それに、多額の費用がかかる盲導犬育成について広くご支援をお願いすること。
また、盲導犬育成を陰で支えてくださっている大事なボランティアさんである、
PW(パピーウォーカー=仔犬飼育ボランティア)の存在を知っていただき、多くの方々に興味を持っていただくことで、
不足しているPWに一人でも多くの方になっていただくことなど…。
協会のPWの皆さんはこうして積極的にPR活動に参加し、PWの獲得に一役買ってくださっています。
益子の陶器市は、年に2回、春と秋に開催されています。
ご来場された方はもうご存知かと思いますが、陶器市開催期間中は、地元栃木県から果ては海外在住の方まで…
非常に多くの観光客で益子の街は埋め尽くされます。
パピーたちがイベントに参加し、そのような益子の町中を練り歩いてもらうのにも意味があります。
成長著しいパピー期に、普段とは違ったシチュエーションで、多くの経験を積むことが社会化につながり、
それら一つ一つの経験が、後に盲導犬となった時さらに大きな意味をもつものなのです。
時間の経過と共に、兄弟パピーの表情や行動にも変化が現れてきましたよね…
そして2頭とも良い感じで寝てしまいました。
こうした経験は、必ずや彼らをさらにひと回りもふた回りも大きく成長させてくれるはずです◎
もう一頭、盲導犬のお母さんである繁殖犬もふれあいで参加。
やはり最後までPW同様不足しているBW(ブリーディングウォーカー=繁殖犬飼育ボランティア)の募集を中心に
PR活動頑張ってくれました!
盲導犬協会が益子町に自然な形で溶け込んできたことを実感した、今回の益子春の陶器市でのイベント。
ここに至るまでには、益子焼最大の窯元である「つかもと」様、益子町の皆様をはじめとする多くの方々の
ご支援がありました。
盲導犬にご理解と、当協会にご支援、ご協力いただきました全ての皆様に、この場をお借りし御礼申し上げたいと存じます。
ありがとうございました。
また、秋の陶器市でお会いしましょう!