「アイフェスタちば」の開催に伴い、毎回、そごう千葉店にご協力いただき、「盲導犬ふれあいイベント」を
開催させていただいております。
当日は、千葉県内のみならず、県外からも大変大勢の方々にお越しいただくことができ、
終始なごやかなイベントとなりましたので、その様子をご紹介していきます。
“犬たちがいるはずなんですが、全く見えません”
開始前から、こうしてパピーやPR犬たちの回りは、多くの人垣ができていました。
また、今回は2回のデモンストレーションを行い、その中で盲導犬についての実演をたっぷり
ご覧いただきました。
盲導犬の育成には、ボランティアさんが欠かせません。
彼らは、BWさんに預かっていただいている盲導犬の”お母さん犬”から生まれ、
生後約55日まで、お母さん犬や兄弟犬たちと一緒に過ごします。
その後パピーは1才になるまで、PW(パピーウォーカー)さんのもとで過ごします。
そこでは、人が大好きになるように、愛情たっぷり注いでいただいている一方で、
人間社会のルールもしっかり学びます。
また、「経験という引き出し」をどれだけ多く持っているかが、将来盲導犬となったときに
とても重要となるため、パピーの時代からできるだけ啓発にも参加していただくよう
お願いしています。
今日、参加したパピーも、こんなになったりあんなになったりしながらも…
”オナカヲナデテクダサイ”
決める時はきちんと決めます!
”シャキッ”
デモンストレーションの中で、『盲導犬の一生』というお話の流れの中で、
パピーウォーキングにまつわる楽しいエピソードをご紹介いただいています。
お手伝いいただいたPWさんはこのパピーで5頭目となります。
「よく『一年でパピーと別れるのはさみしくないですか?』と聞かれますが、もちろんさみしいです。
でも、それぞれのパピーと過ごす一年間は、その時だけしかないんです。
この子と見る桜も一度きり、紅葉も、雪も…
一緒に撮った写真とともに、そのひとつひとつが素敵な思いでとなっています。」
「皆さんも私たちと一緒にパピーウォーカー始めてみませんか?」
と笑顔でお話しくださいました。
”テヘ、ハジメテノソトデノイベントデ、キンチョーシマシタァ”
パピー期とは、一生のうちで一番多感な時期にあたります。
身体も心も急成長するこの時期に、”PWさん”という存在に支えられているからこそ、
彼らは、盲導犬になるべく大人の階段を一歩一歩歩んでいけるんです。
PWさんへのインタビューを終えると、訓練についてのお話になります。
皆さんの中には、信号の色は盲導犬が見て判断して渡っている、と思っていませんか?
こうした問いかけに、ほとんどの方がうなずかれていました。
そこで今回は、”横断歩道を探させ、安全に渡る”という訓練内容についご紹介しました。
信号が今、青(渡れる)なのか、赤(渡れない)なのかは、盲導犬ではなく視覚障がい者の方が
判断していることをご理解いただけたようです。
”ムニャムニャ…オフノジカンハネテスゴシマス”
15時の終了時間になってもなお、会場には次々と大勢の方がお立ち寄りくださっておりました。
皆様、誠にありがとうございました。
そごう・西武様におきましては、社会貢献の一環として日頃より「盲導犬育成支援活動」に
ご尽力いただいております。
今回のイベントは、千葉県最大の福祉機器展示「アイフェスタちば2014」の開催に合わせ、
コラボ企画としてそごう千葉店様に全面協力いただく形で実現いたしました。
この場をお借りし、そごう千葉店ご担当者様、ならびに、ご来場いただきました皆様に御礼申し上げます。
現在、盲導犬の子犬を一年間お預かりいただく、パピーウォーカーさんとして
ご協力してくださるボランティアさんが大変不足しております。
いくつか条件はございますが、大好きな犬を飼育していただきつつ、社会貢献をしてみませんか?
お問い合わせはパピー担当まで。