盲導犬ふれあいデー2023レポートを締めくくり、最後の記事は【ステージ編】です。
デモ時は写真も多いので選定作業と、お客さんが映っているのでボカシ作業でなかなか記事を書くまでにも時間を要するのです。地道にポチポチ…。
慰霊祭が終了すると、盲導犬ふれあいデーは各ブースが一斉オープン。ステージ企画も、慰霊祭の終了を待ってからスタートです。
盲導犬ふれあいデー2023のオープニングステージを飾っていただいたのは、盲導犬ふれあいデーではお馴染みの「盲導犬ユーザーバンド wings」さんです。
盲導犬ユーザーさんにとって2代目のパートナーとなる盲導犬は、ふれあいデーでは初のステージ。大丈夫かしら…という職員の心配も杞憂に終わりました。僕のステージといわんばかりに、ユーザーさんの横で堂々と過ごしておりました。wingsさんの演奏で今年のふれあいデーのステージもノリノリでスタートを切りました。
お次は、PR犬の引退セレモニー。昨年の夏で引退をしたPR犬姉妹の引退セレモニーを行いました。ステージに呼び込む前から、PR犬の姉妹は客席でスタンバイ完了。いちごのぬいぐるみを咥えてしっぽブンブンでやる気満々です。
ステージに呼び込みをしつつ、パピーウォーカーさんにどんなパピーだったのかお話を聞いたり、引退後の様子を伺いました。ちなみにパネルで持っている写真は生後2ヶ月の頃の2頭です。(面影ありありで可愛いので、急遽前日に大きく印刷して紹介してみました◎)
せっかくなので一発芸もご紹介。コロナ禍でイベント中止となった期間に、頭の体操という事で色々覚えたのをこの機会にご紹介。観覧していた職員も召喚して、それぞれの得意技を披露しました。このセレモニーの趣旨が「ただただ可愛い2頭を愛でて、お疲れ様と労うセレモニー」という事でやりましたので、可愛ければ何でもありなのです。
最後のトリは、2頭揃ってのくるりん。(インスタで前に紹介したやつです)
なかなか2頭のタイミングが合わずで、職員は変な汗をかきましたが、無事に揃ってくるりんを決めてくれました◎そしてセレモニー最後には、撮影会。2頭揃いぶみがレアになりますので、この機会を逃すものかと各種カメラマンが集結です。
お次は、お隣の栃木県立盲学校さんの卒業生の吉澤琴音さんのステージでした。昨年も演奏していただき、今年も優しいメロディーと歌声で会場を包んでくれました。
そして最後は、盲導犬デモンストレーションです。協会で行うふれあいデーならではの、デモンストレーションという事で、今年もチャレンジ企画をしてみました。3頭兄弟犬、皆でデモ登場です。基本訓練の実演に3頭出すのもイベント先では難しいですし、それを兄弟揃ってやるのは激レアなので選んでみました。
ちょうど担当しているのが若手訓練士でしたので、きっと人も初の盲導犬ふれあいデーのデモでドキドキだったかと予想ですが、訓練犬達はいつも通りの動きをばっちり披露してくれました。
そして誘導訓練のご紹介。訓練の初期・中期・後期に分けて、まず「どんな風に教えていくのか」という初期、犬が自分で考える様にして褒めて伸ばしていく中期、実際のお仕事の様子の後期と、3段階を続けて披露してみました。
人の高さを意識しないといけない高い位置の障害物。初期ではまずしっかり見る・意識する事を教えますが、後期では犬が自ら判断し、避けていける様に訓練していきます。
イスへの誘導も、初期・中期・後期。初期ではイスを見つける事も、足元に入る事を人が教えていきますが、後期紹介では、お客さんに椅子に座ってもらい、空いているイスを発見してそこに誘導するという難易度アップのお仕事っぷりもご紹介しました。
そして最後にはしっかり見かけた時のお願いや補助犬法の事もご紹介。
デモ中にさりげなく看板類を背後に登場させ深層心理に刷り込んでいく作戦にも出てみました。
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盲導犬の訓練の様子・お仕事の様子・見かけた際のお願いまでしっかり今年もデモンストレーションでお伝えさせていただきました。盲導犬ふれあいデーでは、イベント先で行うデモンストレーションとは少し異なる内容もご紹介出来るのが、協会内で行う強みとなりますので、盲導犬ふれあいデー2024もぜひ楽しみにしていただき、東日本盲導犬協会へお越しください。4月の第4日曜が固定開催日となっております(ちなみにまだ開催確定ではございませんので、正式発表をお待ちください)