町でもうどう犬と出会った時に、みなさんに守ってほしい「大事なおねがい」があります。
ぜひおぼえて、今度もし出会う事があった時には、もうどう犬ユーザーさんともうどう犬が安全に歩けるようにお手つだいしてあげてください。
町でもうどう犬と出会った時には、もうどう犬ユーザーさんがもうどう犬といっしょに安全に歩けるように
この3つの事に気をつけてください。
× もうどう犬に会った時にしちゃダメな事
もうどう犬はハーネスを着けている時は、もうどう犬ユーザーさんの目として安全に歩くためのお仕事に集中しています。もうどう犬ユーザーさんともうどう犬が安全に歩けるように、もうどう犬が気になってしまう事はしないでください。
①もうどう犬にさわる
②声をかけたり、わざと口笛をふいたりして、もうどう犬の気をひく
③もうどう犬にオヤツをあげる
もうどう犬が歩いている時に、まわりの人に、もうどう犬が自分の方をむくように、わざと口笛を吹かれたり、犬の鳴きマネなどをされると、もうどう犬がよそ見をしてしまうかもしれません。
よそ見をしてしまうだけでも、交差点をみのがしてしまったり、よけなきゃいけない物に気付くのが遅くなってしまうかもしれません。
もうどう犬が前をしっかり見て歩いていないと、もうどう犬ユーザーさんももうどう犬も道にまよってしまったり、物にぶつかってケガをしてしまう可のう性が高くなってしまうので、もうどう犬と出会った時には、安全に歩けるように、上の3つの事はしないであげてください。
〇 もうどう犬に出会った時にしてあげてほしい事
①もうどう犬ユーザーさんが困っていないか様子を見る
もし、何か困っていそうな様子があった時には、もうどう犬ではなく”もうどう犬ユーザーさん”に
と声をかけてください
お手つだいのほうほう
駅などへの道あん内をおねがいされた時には、「手引き(てびき)」でのお手つだいしてください。
(みなさんのかたやひじの少し上に、もうどう犬ユーザーさんにつかまってもらいます)
※むずかしいおねがいだった時は、近くの大人の人に手つだってもらってください。
②しん号の色を教えてあげる
しん号が青なのか赤なのか、渡ってもいいかはもうどう犬ユーザーさんがはんだんします。
もうどう犬が教えてくれるわけではありません。
しん号の色は、もうどう犬ユーザーさんがまわりの音(車の音や人の足音)を聞いてはんだんします。
しかし、さいきんの電気自動車など、新しい車は音が静かなので、しん号が変わったのが分かりにくくなってきています。困ることも多いので、横だん歩道をわたろうとしているもうどう犬ユーザーさんがいた時は、
としん号の色を教えてもらえると、安心してわたる事ができます。
③ あぶない!っと思った時にはもうどう犬ユーザーさんに声をかける
もうどう犬ユーザーさんともうどう犬が歩いてるのを見た時に、
「あぶない方へ歩いている!」 「そのまま行くとあぶない!」と思った時は
と声をかけて、何がどんな風にあぶないのかことばで教えてください。
「あぶない!」の一言だけでは、目の不自由な人はすぐには伝わらないので、
ぐたいてきに声をかけてあげてください。
駅のホームや町で、もうどう犬ユーザーさんやはくじょう(白いつえ)で歩いている人を見た時には、「行こうとしている先はあぶなくないかな?大丈夫かな?」と歩いていく先の様子も気にして見てみてください。
④ お店や電車・バスにももうどう犬は入れるよ
もうどう犬は、もうどう犬ユーザーさんが安全に歩くのをお手つだいてくれます。
もうどう犬はペットのワンちゃんとは違い、もうどう犬ユーザーさんの”目”としてお仕事をしてくれます。
なので、もうどう犬ユーザーさんのからだの一部として、
【もうどう犬ユーザーさんの入れる場所】 = 【みんなが入れる場所】
は、もうどう犬ユーザーさんといっしょに入ってもいいよっと法りつで決められています。
法りつできちんとみとめられているので、どこへでもいっしょに行けます。
お店や電車・バス・タクシーなどもいっしょに利用することができます。
お買い物の時や、お店でご飯を食べている時に、もうどう犬が入って来ても、驚かずに受け入れてください。
でも、おとなの人でもこの法りつを知らない人も、まだたくさんいます。
もし、お出かけした時にお店で、もうどう犬ユーザーさんが
とお店の人に言われていたら、次の事をお店の人に教えてあげてください。
- きちんと訓練を受けていること
- お店にいっしょにはいっていい事が法りつで決められていること
- ペットのワンちゃんではなく、目の不自由な人をサポートする「もうどう犬」だということ
もうどう犬はペットのワンちゃんではなく、もうどう犬ユーザーさんの”目”の代わりです。
もうどう犬ユーザーさんのからだの一部なので、みんなが入れる場所には、もうどう犬ユーザーさんといっしょに入る事ができます。
身体しょうがい者ほじょ犬法
しょうがいのある人を助けてくれる3しゅるいの犬たちの事を「ほじょ犬」といいます。
- もうどう犬・・・目の不自由な人をおてつだいする犬
- ちょうどう犬・・耳の不自由な人をおてつだいする犬
- かいじょ犬・・・手や足の不自由な人をおてつだいする犬
【身体しょうがい者ほじょ犬法】という法りつで、ほじょ犬たちはユーザーさんといっしょに、お店や電車・バスに入っていいですよと決められています。この法りつのステッカーもあります。
このステッカーは、入っていいですよという「きょかしょう」ではなく、
- うちのお店はきちんとほじょ犬法をりかいしています
- きちんとほじょ犬ユーザーとほじょ犬の受け入れをしています
- まわりのお客さまご理かい・ごきょう力おねがいします
という気持ちを表し、まわりのお客さんに「ほじょ犬法」を知ってもらうためのステッカーです。
(ポイント:このステッカーが貼ってないお店も、もちろん入ることができます)
もうどう犬を育てるために、ぼ金にごきょうりょくお願いします
もうどう犬を1頭育てるのにやく500万円のお金がひつようです。
もうどう犬を育てるお金は、社会のみなさんからぼ金やごきふに支えてもらっていています。
なので、もうどう犬のぼ金箱を見つけた時はぜひ、ぼ金をおねがいします。
ぼ金以外でも、書き損じハガキ(書くのをしっぱいしたハガキ)、使っていないハガキや切手も、もうどう犬きょう会では集めています。
みなさんのできるほうほうで、もうどう犬を育てるのをおうえんしてください。
じぶんで作るオリジナルのマイ募金箱の「いぬボックス」の型紙もありますので、
ぜひ作ってみて、おうちでためて、もうどう犬をおうえんしてください。